TANNOY

1926年、ガイ・ルパート・ファウンテンがTANNOY(タンノイ)の前身となるタルスメア・マニュファクチュアリング社をイギリス ロンドンにて創業。ラジオ用整流器を製造していたが、その整流器に使われていた合金「タンタロム・アロイ」が「タンノイ」の語源となりました。(現在本社はスコットランド ノース・ラナークシャー コートブリッジ)

1932年にTANNOYを商標登録、1933年にスピーカー部門に進出し、今日のハイファイスピーカーの基本となる2ウェイスピーカーを開発し高評化を得ました。
1947年にはウーファーとツイーターを同軸に配しただけでなく、位相も合わされた同軸2ウェイ式ユニットであるデュアルコンセントリック・ユニットの原形が完成した。以後、タンノイの代名詞とも言われる製品となりました。

1953年、このユニットを搭載した家庭用スピーカー「オートグラフ」を発売。
これはオーディオ・クラシック音楽評論でも著名な五味康裕氏五味康祐氏が愛用したことでも有名で、オーディオマニアの間で憧れでした。
その後、若干小型化された、創設者のイニシャルをそのままモデル名にした「G.R.F.」を発売しました。

1974年、ガイ・R・ファウンテンが心臓発作に襲われたのをきっかけに、JBLを傘下に持つアメリカのハーマン・インターナショナルに会社を売却しましたが、1978年、ノーマン・クロッカー氏を中心とする新経営陣はアメリカからTANNOYを買い戻します。

1981年「GRFメモリー」、1982年「ウエストミンスター」でオートグラフ伝統の大型バックロードホーンが復活し、1988年にはアルニコマグネットを搭載した「カンタベリー」を発売しました。

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ウエストミンスター ロイヤル

2002年に デンマークのTCグループの傘下となり、現在に至ります。

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